立体星図 2013 6 30
2013年6月30日の日本経済新聞Web刊には、このような記事がありました。
欧州宇宙機関は、銀河系の立体地図を作るために、
天文観測衛星「ガイア」を完成させ、
打ち上げに向け、準備の最終段階に入った。
(引用、以上)
私は、立体星図については、
2012年5月13日と2013年2月24日に、
「宇宙を正確に理解するのは、
『3次元立体星図』が必要となります」、
「今は、コンピューターが星図を描くようになりましたが、
それでも、立体星図が完成しなければ、
まだまだ発展途上と言えるでしょう」と書きました。
「人類の英知」と言われた欧州には、
そういう分野で、大いに頑張ってほしいところです。
今や、火星がアメリカの縄張りになってしまった以上、
欧州は、そういう方向で、頑張った方がよいでしょう。
もしかすると、欧州は、
「我々には、名誉だけなのか」と言うかもしれませんが、
いまさら宇宙において「帝国主義」をやる気がないでしょう。
実は、立体星図で、意外な利益が得られると思います。
これからの時代は、植民地よりも知的財産で食べていく時代です。
長い目で見れば、宇宙に「領土」を獲得するよりも、
宇宙に「基準」や「標準」を作った方が、利益は大きなものとなります。